コンフォートゾーンに浸っていませんか?
定着と成長を両立させるために必要な視点とは**
採用支援の現場にいると、よく「定着させるための環境づくり」が話題になります。その中で特に大切だと感じているのが “コンフォートゾーン(安心して過ごせる環境)” をどう扱うかです。

コンフォートゾーンは、定着に欠かせない要素
職場におけるコンフォートゾーンとは、たとえばこんな環境を指します。
- 気兼ねなくコミュニケーションができる
- 自分の意見を受け止めてもらえる
- 承認され、心理的に安心できる
- 困ったことを相談しやすい
これはまさに、**従業員が長く働くうえで欠かせない“土台”**です。
採用の成功は採用して終わりではなく、定着してこそ本当の成果。
だからこそ、企業はコンフォートゾーンを用意する必要があります。
ただし、コンフォートゾーンにずっと浸かると“成長は止まる”
一方で、私自身の経験として強く感じているのが、
「コンフォートゾーンに長く居続けると、人は成長が止まる」
ということです。
心理的に安全な環境は大切ですが、
そこに慣れ切ってしまうと“挑戦”がなくなります。
人は本質的に(僕も含めて)自分に甘い生き物なので、
油断すると現状維持を選び続けてしまうからです。
だからこそ、
自分を客観視し、あえてコンフォートゾーンを出る という行動が重要になります。
私自身が「コンフォートゾーンを出る」ためにしていること
これは個人的な話ですが、私は…
- 前職時代の友人とはあえて距離を置いている
- 経営者だけが集まる「同友会」に参加している
- 一人で仕事をしているからこそ、刺激をもらえる環境に身を置いている
こうした行動を“意図的に”取っています。
理由はシンプルで、
自分自身の成長が止まらないようにするため。
同友会の経営者の皆さんからは、耳の痛いことも含め、鋭い意見をいただけます。
それがありがたい。
一人で仕事をしていると、どうしても視野が狭くなりがちだからこそ、
外部の刺激は大きな価値があります。
社員にも、経営者にも必要な問いかけ
最終的に伝えたいのはこの一言です。
「あなたは今、コンフォートゾーンに浸りきっていませんか?」
定着のためには安心できる場が必要。
でも、成長のためにはコンフォートゾーンを出る勇気が必要。
これは社員だけでなく、経営者にも当てはまる話です。
採用成功・定着・成長を本気で目指すなら、
“安心”と“挑戦”のバランスを取れる環境づくり が欠かせません。
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