企業側採用

ターゲットの応募者が来ない理由は、この2つ

2024.2.20

こんにちは、採用マーケティングの金子です。

コロナ禍以降、自分たちが欲している応募者が来ないんです・・・。という話をよく伺います。一方で、採用が計画通りにできている会社には応募者は、順調に採用出来ています。この差は一体どこから来るのでしょうか?今日はこのテーマについて、答えていきます。

ターゲットの応募者が来ない理由は2つあります。

給与条件がコロナ禍以前のままになっている

非常に耳の痛い問題ですが、給料の問題が一番大きなポイントです。コロナ禍以前、もしくはコロナ禍最中には、応募が来ていたんだけど・・・。という企業は、この問題に気づかなかったりするケースが多いです。コロナ禍と今では、求人総数も、求職者の視界も、外部環境も大きく変わってきています。今は、過去の成功体験は通用しないほどの売り手市場環境です。

この結果を受けれいられず、付き合う人材会社を変えてみたり、採用手法を変更したりする企業も多くありますが、根本的な条件が課題なので、手法を変えても採用はできないケースが多いです。

もちろん、自社の魅力が条件以外に強くあれば、社員からの紹介、いわゆる縁故などのリファーラルで採用しするという手法もありますので、条件変えない=採用できないではありませんが、多くの企業が条件を変えないことで採用できていないケースは大変多いです。

求める採用要件のレベルが高い

これも多い話です。例えば、同業の経験が5年以上ある中堅が欲しいけれど、給料はそんなに出せない。とか、教育している時間がないので、経験者を採用したい。というケースは多いかと思います。ですが、この売り手市場においては、経験者だけターゲットを絞ることは、より採用できるターゲットを狭めることになるので、採用チャンスが少なくなることもある意味当然です。

視点を変えてみると、御社が忙しいということは、同業も忙しいはずで、同じように人の採用に苦戦しているかもしれません。当然、その企業で働いている社員も忙しい可能性が高く、そもそも転職を考えている暇がないかもしれません。不思議なもので、人は暇になると、色々と考える時間が生まれるので、それによって転職活動をしようとする人が増えてきます。逆に繁忙期は人が動かなくなります。例えば、12月の年末は、師走というくらい忙しい時期なので、転職しようという方は極端に少なかったりします。ということは、欲しい方はより転職マーケットには出現しにくいとも言えます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

給料を変えられないのであれば、その条件で採用できる人をターゲットにしましょう

給料の原資は決まっているので、その中で採用できる人を探す工夫をすれば良いのです。例えば、営業人材を採用したいとして、営業が来てくれない状況であれば、営業の業務を「対人接触専門」と「事務専門」業務に切り分けて、例えば、「事務」業務ははパートアルバイトで募集をして、「対人接触」は営業経験がなくても、販売接客の人当たりの良い方を採用して分業を組み合わせることで、業務を完遂することができます。

業務は1人で完遂させなければいけないわけではないので、条件の変更ができなければ、採用できる層を工夫すれば良いのです。

求める経験を変えられないのであれば、雇用形態を変更しましょう

教えることはできないから、どうしても経験者が欲しいということであれば、条件を上げることも1つの方法ですし、直接雇用での採用難しければ、副業、業務委託の経験者人材と契約を結ぶという方法もあります。私の仕事はまさに業務委託として「採用担当代行」が仕事の1つではありますが、経験者をパートナーとして契約するという方法もあります。

実は、この雇用形態での採用は買い手市場なので、人材を選ぶことができたりします。少子化、労働力減少の時代ですので、自社雇用にこだわり過ぎず、柔軟に組織を構築することで、事業の推進をすることが可能です。

まとめ

とはいえ、中期的には条件改善は必須ですし、そのための利益構築への取り組みが、今後の成長可否を左右することは釈迦に説法ではありますが重要です。採用できている企業は、採用するため、もっと言えば、事業を伸長させるために様々な工夫をされています。条件を変えなければ、好きな会社であったとしても、場合によっては既存社員も去ってしまうこともあるでしょう。同僚の退職は、既存従業員をより疲弊させ、より退職を加速させてしまいます。ぜひ、定期的な採用活動を行い、事業の成長のエンジンにしていきましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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