偶然の再会と、刺激的な再会
10年ぶりの再会は、成長の証

先日、パートナーとの忘年会の二次会で、本当に偶然の再会がありました。10年ほど前、週に1回は通っていたお店の店長と、ばったり会ったのです。
当時は一人で飲みに行くことが多く、その店長とはよく話していました。彼は一度飲食業界を離れて転職したものの、またこの世界に戻ってきた方です。転職の際には、私も相談に乗ったり、当時やっていた人材紹介の仕事で案件を紹介したりしたこともありました。飲食業界に戻ってからは一度くらいしか会えていなかったですし、どこで働いているかも分からなかったので、本当に驚きました。
懐かしさはもちろんですが、向こうも私のことを覚えてくれていて、改めて乾杯もできて、本当に良い時間になりました。
そして何より感動したのは、彼の接客スキルが格段に上がっていたことです。10年前、私がまだ20代だった頃から「この人、丁寧だな」と感じていましたが、今の彼は別格でした。例えば、おまかせで頼んだ料理の説明。ただ説明するだけではなく、その料理の背景にあるストーリーを語るのが、とても上手なんです。聞いているだけでワクワクするような話し方で、料理が運ばれてくるのが待ち遠しくなるほどでした。
10年という時間の中で、昔の印象が良い意味でブラッシュアップされたような、本当に素晴らしい再会でした。
人としても、職業人としても、着実に成長している人と会えるのは、本当に嬉しいことです。久しぶりに会った相手がスキルが変わっていなかったり、むしろ「なあなあ」になってしまっていることもあります。でも彼は全く違いました。「さすがだな」と心から感じました。
当時から優秀な方だと思っていましたが、その思いをさらに強くしました。自分も仕事のスキルはもちろん、立ち居振る舞いも含めて、もっと精進しなければと、とても良い刺激をもらえた夜でした。また意識して、あのお店に遊びに行こうと思います。
30年間、第一線で走り続ける先輩
もう一人、久しぶりにお会いした方がいます。新卒で入社した会社の先輩です。会社を辞めてからもう18年ほど経ちますが、毎年その先輩からおせちを購入しているので、年に一度は必ず顔を合わせています。ただ、こうしてゆっくり飲むのは5〜6年ぶりでした。
この先輩の何がすごいかというと、高卒で入社してから30年近く、ずっと同じ会社で今も現場の第一線で活躍し続けていることです。それだけ長く一つの環境にいながら、驚くほど謙虚なんです。「自分一人では何もできない」とわきまえていて、その上で自分の役割をしっかり果たし、結果にコミットする。
店舗経営の指導という仕事柄、オーナーさんを支援する立場ですが、しっかり結果を出しながら相手の信頼を勝ち得て、関係性を築いていくのが本当に上手な方です。
さらに感心するのが、社内だけでなく、積極的に社外の人とも交流していることです。「なんでそんなことをされるんですか?」と聞くと、人と話すのが好きというのもあるものの、いろいろな職業や立場の人と会うことで、自分を客観視したり、他業界を学んだりしているのだそうです。そして、そこで得た気づきを自分の仕事に持ち帰る。このサイクルを30年近く続けていると聞き、本当に頭が下がる思いでした。
最近、自分が経営者になってから、一部のサラリーマンの方と話が噛み合わないと感じることがありました。でも、この先輩との会話は本当に楽しいんです。学びも気づきもたくさんありますし、謙虚な語り口なので少しも嫌味がありません。純粋に「かっこいいな」と思えますし、自分も頑張っているからこそ、頑張っている人の話を聞いて「もっと頑張ろう」と思えるのだと感じました。
今日のまとめ
今日は、二人の素晴らしい先輩との再会を通じて、たくさんの刺激をいただいた一日でした。
ひとりは10年ぶりに偶然再会した元店長で、磨き上げられた接客スキルに感動しました。もうひとりは30年間第一線で走り続ける先輩で、その謙虚さと成長意欲に改めて尊敬の念を抱きました。
会いたい人には、忙しくても自分から時間を作って会いに行くことの大切さを実感しましたし、自分も彼らのように、常に成長し続ける人間でありたいと強く思いました。とても有意義で、学びの多い一日になりました。
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